【初心者必見】ゴルフの暫定球、いつ打つべき?5つのシチュエーションを解説
「あれ?今のショット、林の中に入ったかも…」
「今のドライバー、OBラインを超えたかな…?」
ゴルフ初心者なら誰もが経験する、この不安と焦り。特にコースデビュー間もない方なら、この瞬間の判断に迷った経験があるのではないでしょうか。
実はこんな時、「暫定球(プロビジョナルボール)」というゴルフの救世主的ルールが存在します。適切に活用すれば、時間の節約になるだけでなく、精神的な余裕も生まれ、結果的にスコアアップにも繋がるんです。
本記事では、ゴルフの暫定球について、いつ打つべきか、どう宣言すべきか、そして5つの具体的なシチュエーションを交えながら初心者にもわかりやすく解説します。この記事を読めば、次回のラウンドで自信を持って暫定球を活用できるようになりますよ!

【初心者必見】ゴルフの暫定球、いつ打つべき?5つのシチュエーションを解説
暫定球(プロビジョナルボール)とは?基本を理解しよう

まずは暫定球の基本概念から理解していきましょう。暫定球には実は2つの意味があります。
暫定球の2つの意味
-
打ち直しのショット:OBやロストボールの可能性がある場合に、同じ場所から打ち直すショットのこと
-
持ち歩いているボール:プレー中にポケットなどに入れて持ち歩いている予備のボールのこと
本記事では主に1つ目の「打ち直しのショット」としての暫定球について解説します。
暫定球を打つ目的
暫定球を打つ主な目的は時間の節約です。ゴルフのルール上、ボールがOBやロストの場合、元の位置から打ち直すことになります。しかし、一度打ったボールがOBかどうか確認するために前に行き、OBだった場合にまた元の位置まで戻ってくるのは非常に時間がかかります。
そこで登場するのが暫定球です。「もしかしたらOBかも」と思った時点で暫定球を打っておけば、本当にOBだった場合はそのまま暫定球でプレーを続行できるので、大幅な時間短縮になるのです。
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暫定球はいつ打つべき?5つの具体的シチュエーション

では具体的に、どんな時に暫定球を打つべきなのでしょうか?典型的な5つのシチュエーションを見ていきましょう。
シチュエーション1:林や藪に打ち込んだ場合
ティーショットが林や藪に入ってしまい、ボールを見つけられない可能性が高い場合は暫定球を打つべきです。
例えば、左右が深い林に囲まれたホールでドライバーを大きくスライスさせ、林の奥の方に消えていった場合。このような状況では、ボールを探しても見つからない可能性が高く、「ロストボール」になる確率が高いです。
こんな時は「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言して、同じティーイングエリアから暫定球を打っておきましょう。もし元のボールが見つからなければ、その暫定球が3打目となり、プレーを続行できます。
シチュエーション2:OBラインぎりぎりに飛んで行った場合
コース外(OB)との境界線ぎりぎりにボールが飛んで行った場合も、暫定球を打つべき典型的なケースです。
例えば、右側にOBがあるホールで、ボールが右に曲がってOBラインぎりぎりに飛んで行った場合。遠くからでは「OBかどうか」判断できないことが多いです。
こういった場合も「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言して暫定球を打っておくと安心です。実際に確認してOBだった場合は暫定球でプレーを続行し、OBでなかった場合は元のボールでプレーします。
シチュエーション3:池や水辺の近くに打った場合
池や川などの水辺の近くにボールが飛んで行き、水の中に入ったかどうか不明な場合も暫定球を打つべきシチュエーションです。
例えば、手前に池があるホールで、ボールが池の方向に低く飛んで行き、池に入ったのか手前の草むらに止まったのか判断できない場合。このような時も暫定球を打っておくと良いでしょう。
ただし、明らかに水の中に入ったことが確認できた場合は、暫定球ではなくペナルティエリアのルールに従って救済を受けることになります。この場合は暫定球を打つ必要はありません。
シチュエーション4:ボールの行方が完全に見失った場合
打ったボールの行方を完全に見失ってしまった場合も、暫定球を打つべきです。
例えば、朝方の霧が濃い時や、太陽の逆光で打球が見えなくなってしまった場合。または単純に注意が散漫で、ボールがどこに飛んで行ったか全く見ていなかった場合なども該当します。
「どこに行ったかわからない」という状況は、ボールを見つけられない可能性が高いため、暫定球を打っておくことで時間の節約になります。
シチュエーション5:同伴者からの提案があった場合
特に初心者の方は、自分の判断に自信がない場合もあるでしょう。そんな時は同伴者からの提案を参考にするのも良い方法です。
例えば、「今のショット、見えなくなったから暫定球打っておいた方がいいよ」と経験者から言われた場合は、素直に従いましょう。経験豊富なゴルファーは、どのような状況で暫定球を打つべきかを瞬時に判断できます。
初心者のうちは「暫定球を打った方がいいですか?」と同伴者に積極的に質問するのも良いでしょう。これはマナー違反ではなく、むしろプレーのペースを保つための配慮と言えます。
暫定球を打つ際の正しい手順とルール
暫定球を打つ際には、いくつかの重要なルールがあります。これらを守らないと、思わぬペナルティを受けることになるので注意しましょう。
必ず「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言する
暫定球を打つ際の最も重要なポイントは、打つ前に必ず「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言することです。この宣言がないと、次に打ったボールは「打ち直し」となり、元のボールは放棄したことになります。
例えば、宣言せずに2球目を打った場合、それは暫定球ではなく3打目としてカウントされます。つまり、1打目+1打罰+3打目(実際の2球目)となり、すでに3打目を打っていることになるのです。
宣言は日本語でも英語でも構いません。「プロビジョナルボールを打ちます」「プロビを打ちます」「I’ll hit a provisional ball」などと明確に伝えましょう。
暫定球を打つタイミング
暫定球は、元のボールを探しに行く前に打つ必要があります。一度ボールを探しに行き始めてから「やっぱり見つからないから暫定球を打とう」と戻ってくることはできません。
具体的には、次のような流れになります:
-
ボールを打つ
-
OBやロストの可能性を感じる
-
「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言
-
同じ場所から暫定球を打つ
-
元のボールを探しに行く
この順序を守ることが重要です。特に初心者の方は、この手順を覚えておきましょう。
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元のボールが見つかった場合の対応
暫定球を打った後、元のボールが見つかった場合はどうすればよいのでしょうか?
基本的には、元のボールがOBでなく、コース内で見つかった場合は、暫定球を放棄して元のボールでプレーを続行します。これは、元のボールがどんなに不利な位置(例えば深いラフや木の根元など)にあっても同じです。
一方、元のボールがOBだったり、制限時間内(3分間)に見つからなかった場合は、暫定球でプレーを続行します。この場合、暫定球は「3打目」としてカウントされます(1打目+1打罰+暫定球)。
暫定球を打たなかった場合のリスクと対処法

では、暫定球を打つべき状況で打たなかった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?
OBだった場合の大きなペナルティ
暫定球を打たずにボールがOBだった場合、ルール上は「ストロークと距離の罰」となります。つまり、OBが確定した地点から元の場所に戻り、そこから3打目を打つことになります。
これは1打罰に加えて、大幅な距離のロスを意味します。例えば、ティーショットがOBだった場合、ティーイングエリアまで戻って3打目を打つことになり、実質的に「1ホール目からやり直し」となってしまいます。
このペナルティはスコアを大きく崩す原因となりますので、OBの可能性がある場合は迷わず暫定球を打つことをお勧めします。
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プレー時間の大幅な増加
暫定球を打たなかった場合のもう一つの大きなデメリットは、プレー時間の増加です。OBが確定した後に元の位置まで戻るのは、かなりの時間を要します。
特に混雑したコースでは、後続の組を待たせることになり、プレーのペースを乱す原因になります。これはゴルフのマナーとしても避けるべき状況です。
時間の節約と円滑なプレー進行のためにも、暫定球の適切な活用を心がけましょう。
初心者ゴルファーのための暫定球活用術
ここからは、特にゴルフ初心者の方に向けた、実践的な暫定球の活用術をご紹介します。
コース別の暫定球戦略
コースによって暫定球の重要性は変わってきます。特に注意すべきコースの特徴を見ていきましょう。
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林間コース:木々に囲まれたコースでは、ボールが林の中に入ってロストになる可能性が高いため、積極的に暫定球を打つべきです。
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OBが多いコース:住宅地に隣接したコースや、ホール間の距離が近いコースではOBラインが多く設定されています。不安なショットの後は暫定球を検討しましょう。
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池や川の多いコース:水辺の近くに打った場合、水に入ったかどうか不明な時は暫定球を打つことを考えましょう。
暫定球に対する心理的アプローチ
初心者ゴルファーの多くは、OBやロストボールの恐怖に怯えがちです。これがショットの質を下げる原因にもなります。
暫定球を「保険」として考えることで、精神的な余裕が生まれます。「OBになっても暫定球があるから大丈夫」という安心感は、逆説的に良いショットを生む可能性が高まります。
また、暫定球を打つことを「失敗」と捉えるのではなく、「賢明な判断」と前向きに捉えることが重要です。特にビジネスゴルフでは、無駄な時間を省く配慮として評価されることもあります。
同伴者とのコミュニケーション術
初心者のうちは、暫定球に関する判断に迷うことも多いでしょう。そんな時は、同伴者とのコミュニケーションが鍵となります。
遠慮せずに「今のショット、暫定球を打った方がいいですか?」と質問することは全く問題ありません。経験豊富なゴルファーは喜んでアドバイスをくれるはずです。
また、自分が暫定球を打つ際は、「プロビジョナルボールを打ちます」と明確に宣言し、同伴者全員に聞こえるように伝えましょう。これはルール上の要件であると同時に、円滑なコミュニケーションにも繋がります。
暫定球に関するよくある質問(FAQ)
最後に、暫定球に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1: 暫定球を打つと必ず1打罰になるのですか?
A1: いいえ、暫定球を打つこと自体にペナルティはありません。ペナルティが発生するのは、元のボールがOBやロストだった場合です。元のボールが見つかれば、暫定球は放棄して元のボールでプレーを続行します。
Q2: 暫定球はいつでも打てるのですか?
A2: いいえ、暫定球はOBやロストの可能性がある場合にのみ打つことができます。例えば、単に「打ち直したい」という理由では打てません。また、ボールを探しに行き始めた後では打てません。
Q3: 暫定球を宣言し忘れた場合はどうなりますか?
A3: 宣言なしで2球目を打った場合、それは暫定球ではなく「打ち直し」となり、元のボールは放棄したことになります。つまり、2球目は3打目としてカウントされます(1打目+1打罰+3打目)。
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Q4: 暫定球も同じくOBになった場合はどうすればいいですか?
A4: 暫定球もOBになった場合は、再び元の場所に戻り、今度は5打目を打つことになります(1打目+1打罰+3打目(暫定球)+1打罰+5打目)。この場合も「プロビジョナルボールを打ちます」と宣言して暫定球を打つことができますが、通常はそのまま5打目として打つことが多いです。
Q5: コンペや競技会でも暫定球は打てますか?
A5: はい、公式競技を含むすべてのゴルフプレーで暫定球のルールは適用されます。むしろ競技会では時間厳守が重視されるため、適切な場面での暫定球の使用が推奨されます。
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まとめ:暫定球を味方につけて、ゴルフをもっと楽しもう!

ゴルフの暫定球は、初心者にとって非常に役立つルールです。適切に活用することで、時間の節約になるだけでなく、精神的な余裕も生まれ、結果的にスコアアップにも繋がります。
この記事で解説した5つのシチュエーションを参考に、次回のラウンドでは積極的に暫定球を活用してみてください。
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林や藪に打ち込んだ場合
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OBラインぎりぎりに飛んで行った場合
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池や水辺の近くに打った場合
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ボールの行方が完全に見失った場合
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同伴者からの提案があった場合
そして何より大切なのは、「プロビジョナルボールを打ちます」という宣言を忘れないことです。この一言で、あなたのゴルフライフはより快適になるでしょう。
ゴルフは奥が深いスポーツです。ルールを味方につけることで、より楽しくプレーできるようになります。焦らずマイペースに、ゴルフを楽しんでいきましょう!
暫定球の適切な活用は、初心者からベテランまで、すべてのゴルファーにとって重要なスキルです。この記事が、あなたのゴルフライフをより充実したものにする一助となれば幸いです。
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