トラヴィルシャフトに興味を持ったきっかけ

トラヴィルシャフトの技術的特徴と複合素材構造
要約:
- トラヴィルシャフトはヘッドスピード40-50m/sで方向性重視のゴルファーに最適。
- 特に85Sは40-44m/s、95Sは42-47m/sの人が満足度高い。
- ただし飛距離最優先の人や50m/s超のハードヒッターには不向き。
「最近アイアンショットの方向性が安定しない…」
42歳の私がトラヴィルシャフトに出会ったのは、まさにそんな悩みを抱えていた時でした。ドライバーのヘッドスピードは42m/s、7番アイアンで150ヤード前後の飛距離。決して飛ばし屋ではありませんが、スコア90前半で回ることを目標にしているアマチュアゴルファーです。
当時使っていたモーダス105Sシャフトは確かに飛距離は出るのですが、ラウンド後半になると疲れからか方向性が乱れがち。特にピンまで130-140ヤードの距離で「あと5ヤード短く、もう少し正確に」と思うことが多くなっていました。
そんな時、練習場の仲間から「トラヴィルって新しいシャフト、めちゃくちゃ評判いいよ」と聞いたのです。
トラヴィルシャフトとは?基本スペックと特徴

ヘッドスピード測定器を使用してスイング分析を行う様子
要約:フジクラ製の複合カーボンシャフト。カーボン・金属・ゴムの組み合わせで、高い落下角と方向性を実現。85g〜115gの重量展開で幅広いゴルファーに対応。
基本スペック一覧
| モデル | 重量 | フレックス | 適正ヘッドスピード | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| TRAVIL 85 | 約90g | R・S | 38-44m/s | 14,300円 |
| TRAVIL 95 | 約100g | R・S | 42-47m/s | 14,300円 |
| TRAVIL 105 | 約110g | S・X | 45-50m/s | 14,300円 |
| TRAVIL 115 | 約120g | S・X | 48m/s以上 | 14,300円 |
3つの革新技術
メタルコンポジットテクノロジー 金属繊維を組み込むことで、カーボンシャフトでありながらスチールシャフトのような安定感を実現。振り心地を損なうことなく、適切なクラブバランスを維持します。
ラバーコンポジットテクノロジー シャフト全長にゴム層を配置し、しなり戻りのスピードを精密にコントロール。この技術により、ソフトな打感と意図した弾道の両方を実現しています。
Tour Ability Structure 手元の剛性を抑えつつ先端を高剛性化することで、シャフトが適度に粘り、ヘッドの操作性が向上。緩やかな入射角で高い打ち出し角と大きな落下角を可能にします。
私がトラヴィル95Sを選んだ理由と決断プロセス
試打での第一印象
初めてトラヴィル95Sを握った時の印象は「思ったより重い」でした。モーダス105Sに慣れていたとはいえ、カーボンシャフトでこの重量感は意外でした。
しかし、実際にボールを打ってみると印象は一変。
「えっ、これカーボン?」
スチールシャフトのような安定感がありながら、明らかに振り抜きが軽い。そして何より驚いたのは弾道の高さと、ボールがグリーンに落ちる角度の急さでした。
家族との相談タイム
その日の夜、妻に相談しました。
「新しいシャフトに変えようと思うんだ。1本14,300円で、7本セットだと約10万円になるけど…」
「また新しいクラブ?」という冷たい視線を受けながらも、「最近ゴルフの調子が上がらなくて、これで方向性が良くなるなら」と説明。結果的には「あなたが楽しくゴルフできるなら」と理解を得ることができました。
85Sとの比較で迷った3週間
実は最初、軽量な85Sも検討していました。店員さんからは「42m/sなら85Sでも十分ですよ」と勧められ、確かに振りやすさは85Sの方が上でした。
しかし、以下の理由で95Sを選択:
- 冬場の厚着を考慮: 冬のラウンドで重いアウターを着ても振り切れる重量
- 風への対応: 少し重い方が風に負けない安定感
- 将来性: 体力維持できれば長く使える
この判断は結果的に正解でした。
ヘッドスピード別:トラヴィルシャフトが合う人・合わない人

ハードヒッターのゴルファーがパワフルなスイングを行う様子
ヘッドスピード40-44m/s:TRAVIL 85Sが最適
合う人の特徴
- スイングテンポがゆったり
- 方向性を最重視
- 女性やシニアゴルファー
- スチールからカーボンへの移行を検討中
実際の使用感レポート 練習場の仲間(40歳、HS41m/s)のコメント:「モーダス120Sから85Sに変えたら、ラウンド後半の疲れが全然違う。7番で145ヤード安定して打てるようになった」
ヘッドスピード42-47m/s:TRAVIL 95Sが理想的
合う人の特徴
- 安定性と飛距離のバランス重視
- 40代前後のアベレージゴルファー
- スコア85-95を狙う層
- コントロール性能を求める
私の実測データ(95S使用)
- 7番アイアン:キャリー148ヤード(+3ヤード向上)
- 方向性:左右の散らばり約15ヤード→10ヤードに改善
- スピン量:約7,200rpm(高いランディング角度)
ヘッドスピード45-50m/s:TRAVIL 105Sで安定感アップ
合う人の特徴
- 中級者〜上級者
- 競技ゴルフを目指す
- パワーがあるが制御性も欲しい
- シングルハンディキャップ
ヘッドスピード48m/s以上:TRAVIL 115Sでパワー制御
合う人の特徴
- ハードヒッター
- 若い世代の飛ばし屋
- しっかりとした重量感を好む
- 上級者〜プロレベル
トラヴィルシャフトが合わない人の特徴と注意点
飛距離を最重視する人
トラヴィルシャフトは「グリーンを上から狙って止める」ことを目的とした設計のため、最大飛距離を求める人には向きません。高弾道・高スピンの特性により、キャリーは出ますがランが少なくなります。
ヘッドスピード50m/s超のハードヒッター
50m/s以上のスイングスピードを持つ人にとって、トラヴィルシャフトは柔らかすぎる可能性があります。エネルギー伝達が不十分になり、期待した飛距離やコントロール性能が得られない場合があります。
スチールの硬い打感を好む人
トラヴィルシャフト特有の「ムニュッ」とした柔らかい打感が合わない人もいます。スチールシャフトのシャープな打感を好む場合は、慎重に検討が必要です。
実際に1年間使って分かったメリット・デメリット|トラヴィルシャフト

ゴルフコースでアイアンショットの成果を確認し満足げな表情のゴルファー
メリット(満足した点)
1. 圧倒的な方向性向上 使用前は7番アイアンで左右15-20ヤードの散らばりがありましたが、現在は10ヤード以内に収まることが多くなりました。特に150ヤード前後の距離での精度が格段に向上。
2. 疲労軽減効果 モーダス105Sから95Sに変更したことで、18ホール回った後の疲労感が明らかに軽減。ラウンド後半でもスイングの再現性が保てるようになりました。
3. グリーン攻めの成功率アップ 高い落下角のおかげで、グリーンでボールが止まりやすくなりました。特にピンまで120-140ヤードの距離で、以前より自信を持って攻められます。
4. 打感の心地よさ ゴム素材による独特の打感は、慣れると病みつきになります。ミスヒット時の衝撃も和らげてくれるため、手首や肘への負担も軽減。
デメリット(気になった点)
1. 風に弱い 高弾道のため、向かい風での飛距離ロスが以前より大きくなりました。風の強い日は番手選択に注意が必要です。
2. 距離感の調整期間 使い始めの1-2ヶ月は、以前より高く上がる弾道に慣れるまで距離感の調整が必要でした。
3. 価格の高さ 7本セットで約10万円の投資は、アマチュアゴルファーには決して安くありません。ただし、性能向上を考えると納得できる価格です。
4. 飛距離の物足りなさ 最大飛距離を求める人には物足りない可能性があります。私の場合、7番アイアンの最大飛距離は3ヤード程度の向上に留まりました。
トラヴィルシャフトと他シャフトとの比較:MCI・モーダスとの違い

複数のゴルフシャフト(TRAVIL、MCI、MODUS)を並べて比較イメージ
vs MCI(エムシーアイ)
共通点
- 同じくカーボン×金属の複合シャフト
- 軽量化によるスイングの楽さ
相違点
- MCI:よりカーボンらしい軽やかさ
- トラヴィル:スチールに近い安定感とゴム感
選び方の基準 軽やかな振り心地を求めるならMCI、安定感重視ならトラヴィルがおすすめです。
vs モーダス(MODUS)
共通点
- 安定した方向性
- 中級者〜上級者向けの設計
相違点
- モーダス:スチールの重量感とシャープな打感
- トラヴィル:カーボンの軽量性とソフトな打感
移行のしやすさ モーダス120S→トラヴィル95Sは違和感が少なく、スムーズに移行できました。
購入前に知っておきたい注意点|トラヴィルシャフト

ゴルフ専門店で店員の説明を受けるゴルファー(シャフト破損)
試打は絶対に必要
トラヴィルシャフトの独特な打感や弾道特性は、実際に打ってみないと分かりません。少なくとも10-15球は打って、本当に自分に合うか確認することを強く推奨します。
複数のモデルを比較
隣接する重量のモデル(85Sと95S、95Sと105Sなど)は必ず比較試打してください。わずかな重量差でも感覚は大きく変わります。
季節を考慮した選択
冬場の厚着時と夏場の薄着時では、同じシャフトでも振り心地が変わります。年間を通して使用することを考慮して選択しましょう。
全番手での統一性
アイアンセット全体での統一感も重要です。ウェッジやユーティリティとのバランスも考慮して選択してください。
よくある質問と回答|トラヴィルシャフトが合う人合わない人

ゴルフインストラクターがトラヴィルシャフトについて説明している様子
Q1: トラヴィルシャフトは本当に飛ばないの?
A: 「飛ばない」というより「飛び方が違う」というのが正確な表現です。
最大飛距離は従来シャフトと大きく変わりませんが、高弾道・高スピンのため、ランが少なくなります。
その分、グリーンで止まりやすく、コントロール性能が向上します。
Q2: ヘッドスピード42m/sだと85Sと95Sどちらがいい?
A: 体力や季節を考慮すると95Sがおすすめです。
42m/sは両モデルの境界線上ですが、95Sの方が風への対応力や長期使用での安定性が高いです。
ただし、軽量感を重視するなら85Sも選択肢になります。
Q3: スチールからの移行で違和感はない?
A: 個人差がありますが、トラヴィルシャフトはカーボンシャフトの中では最もスチールに近い感覚です。
特にモーダス105S以上の重いスチールから移行する場合、95S以上を選ぶと違和感が少なくなります。
Q4: 価格に見合う価値はある?
A: 方向性の向上や疲労軽減効果を考えると、価格に見合う価値はあると感じています。
ただし、すぐに効果を実感できるかは個人のスキルレベルによります。
平均スコア90前後以上の人により効果的だと思います。
まとめ:トラヴィルシャフトで変わるゴルフライフ

しいゴルフコースでトラヴィルシャフト装着アイアンを使って満足のプレーをするゴルファー
トラヴィルシャフトに変更して1年が経ちましたが、「変えて良かった」というのが正直な感想です。
特に40代に入ってから、飛距離よりも方向性や安定性を重視するようになった私にとって、トラヴィルシャフトの特性は理想的でした。ラウンド後の疲労感軽減も、ゴルフを長く楽しむ上で大きなメリットです。
ただし、万人向けではないことも確かです。特に以下の条件に当てはまる人におすすめします:
- ヘッドスピード40-50m/sの範囲
- 方向性重視のプレースタイル
- 40代以上で体力面での不安がある
- スコア向上のために精度を上げたい
逆に、飛距離最優先や50m/s超のハードヒッターの方には、他のシャフトを検討することをおすすめします。
最後に、シャフト選びで最も重要なのは「実際に試打すること」です。どんなに評判が良くても、自分のスイングに合わなければ意味がありません。必ず複数のモデルを試打して、最も しっくりくるものを選んでください。
あなたのゴルフライフがより充実したものになることを願っています。
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