ゴルフ用語「アップ」徹底解説!初心者から上級者まで必読の完全ガイド

ゴルフ初心者
先生、ゴルフで「アップ」って言葉をよく聞くんですが、どういう意味なんですか?マッチプレーで使われる言葉だということは聞いたことがあるんですが…

ゴルフマスター
いい質問だね!実は「アップ」には大きく分けて2つの意味があるんだ。一つはマッチプレーで使われる勝敗を表す用語、もう一つはコースの起伏を表す用語だよ。それぞれ全く違う意味なので、しっかり理解しておこう!

ゴルフ初心者
そうなんですね!どちらもよく聞く言葉ですが、違いがよく分からなくて混乱してました。詳しく教えてください!

ゴルフマスター
任せなさい!ゴルフを楽しむために必要な知識だから、順番に説明していくよ。
「アップ」の2つの意味を理解しよう
ゴルフ用語の「アップ」には、実は2つの全く異なる意味があります。どちらもゴルフでは頻繁に使われる重要な用語なので、それぞれの意味をしっかりと理解しておきましょう。
1. マッチプレーでの「アップ」
マッチプレーでは、各ホールの勝敗を「アップ」または「ダウン」で表します。1ホールで相手よりも少ない打数でホールアウトして勝つことを「アップ」、逆に負けることを「ダウン」と言います。
例えば、あなたが1番ホールで4打、相手が5打でホールアウトした場合、そのホールはあなたの勝ちとなり、「あなたの1アップ」という状況になります。
2. コースの起伏での「アップ」
コースに高低差があり、ティーグラウンドよりもカップ位置の方が高い場合には打ち上げコースと呼ばれます。これを「アップ」と表現することがあります。反対に、カップ位置が低い場合は「ダウン(打ち下ろし)」と言います。

ゴルフ用語「アップ」初心者から上級者まで必読の完全ガイド
マッチプレーでの「アップ」を詳しく解説

マッチプレーとは何か?
マッチプレーというのは、簡単に言うと、1対1でホールごとにストローク数を競い、勝敗を決める方法だ。元来ゴルフは「マッチプレー」が基本だったとされている。その証拠に、1744年に制定された最古のゴルフルールは、ペナルティに関して「”相手”に1打を与えなければならない」といった表現がなされるなど、マッチプレーを前提として策定されていた。
「アップ」の数え方と表記
マッチプレーでの「アップ」の数え方は以下のようになります:
- 1アップ:相手より1ホール多く勝っている状態
- 2アップ:相手より2ホール多く勝っている状態
- オールスクエア:勝ちホール数が同じで引き分けの状態
現時点で何ホールリードがあるか、あるいは何ホールビハインドがあるかを「〇UP」「×DOWN」といいます。
マッチの終了と「&」表記
マッチプレーでは18ホールを消化することなく勝敗が決定することがあります。それはアップ数が残りホール数を上回ったときです。その際に、「アップ数&残りホール数」という表現で勝敗を表します。
例:
- 3&2:2ホールを残して3アップで勝利が決定
- 2&1:1ホールを残して2アップで勝利が決定
ドーミーホールとは
アップ数と残りホールの数が同じになった時、そのホール (17番) で 分けても勝敗が決まると言うことで そうしたホールのことを ドーミーホール (dormie hole) と言い、17番ホールで ドーミーになったなどとも言う。
ドーミーホールでは、Aは引き分け以上でマッチの勝利が決まり、Bは2ホール連続でAより良いスコアで上がらなければ敗北となる。この時点でAは「眠っていても勝てる」というような意味から「dormie」(ラテン語の「眠る」=dormirに由来)と名付けられたと言われている。
コースの起伏での「アップ」について

打ち上げホールの特徴
日本のゴルフ場は、丘陵・山岳コースが多いため、ピンのフラッグしか見えないような打ち上げのホールや崖の下に打つような打ち下ろしのホールなど急激なアップダウンのあるゴルフコースも珍しくありません。
打ち上げでの距離への影響
打ち上げホールでは、ボールの落下が早くなるため飛距離が減少します。10ヤードの打ち上げの場合は1.5~2番手、20ヤードの打ち上げの場合は3~4番手上げる必要がある。
なぜ打ち上げの方が影響が大きいのか?
打ち上げのほうが、打ち下ろしよりも影響が大きくなるのは、打ち上げではボールの落下角が水平に近い状態のときに地面に着弾するのに対し、打ち下ろしは落下角度が垂直に近い形でボールが地面に着弾するためです
具体的な番手選びの目安
打ち上げ10ヤードの場合:
- PWで100-130ヤード:プラス10ヤード(1.5番手アップ)
- 6番アイアンで150-180ヤード:プラス15ヤード(2番手アップ)
打ち下ろし10ヤードの場合:
- PWで100-130ヤード:マイナス5ヤード(0.5番手ダウン)
- 6番アイアンで150-180ヤード:マイナス10ヤード(1番手ダウン)
打ち上げでの注意点
打ち上げのショットで起こりやすいのが、ターゲットよりも右側に逸れる「プッシュアウト」と呼ばれるミスです。これは目線を上げすぎていることが原因で起こります。
目線を上げすぎず、低く保ってショットを打つようにしましょう。
実戦での活用方法

マッチプレーでの戦略
マッチプレーでは「アップ」の状況によって戦略が大きく変わります:
アップしている時:
- 無理をせず安全にプレー
- 相手にプレッシャーをかける
ダウンしている時:
- 積極的にピンを狙う
- リスクを取ってでも挽回を図る
打ち上げホールでの攻略法
- 番手選択を慎重に:高低差に応じて大きめのクラブを選択
- 目線を意識:目線を常にフラットな状態にすることが重要です
- 普通のスイングを心がける:いつも通り打つことを心掛けてください。そのほうが結果的にはいいショットになるはずです。
よくある間違いと注意点

1. 用語の混同を避ける
「アップ」という言葉だけでは、マッチプレーでの勝敗なのか、コースの起伏なのかが分からない場合があります。文脈を考えて理解することが大切です。
2. スコアカードへの記載について
マッチプレーでの「アップ」は、スコアカードには現状のスコア(1アップなら「1UP」、2アップなら「2UP」など)を記入します。
3. 打ち上げでのクラブ選択
打ち上げの時は、ロフトが立っているクラブほど飛距離が伸びづらくなります。短いクラブほど高低差の影響を受けにくいことを覚えておきましょう。
まとめ|ゴルフ用語「アップ」徹底解説!初心者から上級者まで必読の完全ガイド

ゴルフ用語「アップ」は以下の2つの意味で使われます:
1. マッチプレーでの「アップ」
- 相手より多くのホールで勝っている状態
- 「2アップ」なら相手より2ホール多く勝利
- 勝敗が決まると「3&2」のように表記
2. コースの起伏での「アップ」
- ティーグラウンドからカップが上方にある打ち上げホール
- 飛距離が減少するため、大きめのクラブ選択が必要
- 目線を水平に保つことが重要
どちらも頻繁に使われる重要な用語なので、状況に応じて正しく理解し、活用していきましょう。これらの知識があれば、ゴルフがより一層楽しくなるはずです!
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