バーディ、イーグル、ボギーって何?ゴルフスコアの基本と観戦が楽しくなる7つの用語
「あ!今のショットはバーディチャンスだ!」
「おっと、ボギーか…残念」
「おおっ!イーグル決めた!素晴らしい!」
ゴルフ中継を見ていると、解説者がこんな言葉を連発していますよね。
でも、ゴルフを知らない人にとっては「バーディって鳥?」「イーグルって鷲?」と首をかしげてしまうことも。
実は、これらはすべてゴルフのスコアを表す専門用語なんです。
これらの言葉の意味を知るだけで、ゴルフ観戦の面白さは何倍にも膨れ上がります!
この記事では、ゴルフのスコア表記の基本から、リーダーボードの見方、そして観戦が格段に楽しくなる7つの専門用語まで、徹底解説します。
これを読めば、次のゴルフ中継であなたも解説者と一緒に「ナイスバーディ!」と叫べるようになりますよ!
ゴルフスコアの基本概念:パーとは何か?

ゴルフを理解する上で最も基本となるのが「パー」という概念です。
パーとは、各ホールを何打で上がるべきかという「基準打数」のこと。
例えば、パー4のホールなら、4打で上がることが期待されています。
この4打の内訳は、通常「ティーショット→セカンドショット→グリーン上に乗せる→パット」という流れが想定されています。
ゴルフコースには通常18ホールあり、それぞれにパー3、パー4、パー5(まれにパー6)が設定されています。
一般的なコースの合計パーは72になることが多いです。
パーの設定基準とは?
パーは単に距離だけで決まるわけではありません。
実は、各ホールのパーは以下のような要素を総合的に考慮して設定されています:
距離による目安:
- パー3(ショートホール): 一般的に250ヤード以下
- パー4(ミドルホール): 251~470ヤード程度
- パー5(ロングホール): 471ヤード以上
しかし、距離だけでなく、ホールの難易度(池やバンカーの配置、地形の起伏など)も考慮されるため、同じ距離でもパーが異なる場合があります。
この「パー」を基準に、実際のプレイヤーのスコアが評価されるわけです。
ゴルフ初心者必見!「イーブンパー」とは?スコアの仕組みとオーバーパー・アンダーパーの違いを解説
バーディ、イーグル、ボギー…鳥類じゃない!スコア用語の正体

では、冒頭で触れた「バーディ」「イーグル」「ボギー」とは何なのでしょうか?これらはすべて、パーを基準にしたスコアを表す言葉です。
1. バーディ(Birdie):パーより1打少ない
「バーディ」とは、そのホールのパーより1打少ないスコアのこと。
例えばパー4のホールを3打で終えたら「バーディ」です。
なぜ「鳥」なのかというと、1900年代初頭のアメリカで「素晴らしい」という意味のスラング「bird」から来ていると言われています。1903年にA・H・スミスというゴルファーが素晴らしいショットを打った際、「鳥のように飛んだ(Flew like a bird)」と叫んだのが始まりとされています。
プロのトーナメントでは、バーディを取ることが勝負の分かれ目になることが多いです。リーダーボードでは「-1」と表示されます。
バーディを取るための重要ポイント:
- ティーショットの精度を高める
- セカンドショットでグリーンを捉える(パーオン)
- 10フィート以内からのパット成功率を上げる
2. イーグル(Eagle):パーより2打少ない
「イーグル」は、パーより2打少ないスコアを指します。
パー5のホールを3打で上がったり、パー4のホールを2打(ホールインワンではない)で上がったりした場合です。
バーディ(小鳥)よりもさらに素晴らしいプレーなので、より大きな鳥「イーグル(鷲)」と名付けられました。リーダーボードでは「-2」と表示されます。
イーグルは特にパー5のホールで見られることが多く、プロゴルファーが積極的に狙いにいくシーンは観戦のハイライトとなります。
2オン1パット(ティーショットとセカンドショットでグリーンに乗せ、パット1回でカップイン)は、プロならではのダイナミックなプレーです。
3. ボギー(Bogey):パーより1打多い
「ボギー」は、パーより1打多いスコアです。
パー4のホールを5打で終えたら「ボギー」となります。
語源は19世紀後半のイギリスで流行した歌に登場する「捕まえることのできない存在」を意味する「Bogey Man(ブギーマン)」から来ています。当時は「なかなか達成できない理想のスコア」という意味で使われていましたが、その後、プロとアマチュアでスコア基準が分かれ、現在の「パーより1打多い」という意味に定着しました。
リーダーボードでは「+1」と表示されます。アマチュアゴルファーにとっては十分良いスコアですが、プロにとってはできれば避けたいスコアです。
初心者にとってのボギーの価値: 実は、全ホールをボギーで回れば18ホールで90打(パー72のコースの場合)となり、いわゆる「100切り」を達成できます。初心者ゴルファーにとって、ボギーペースを目指すことは現実的で意味のある目標なのです。
4. ダブルボギー(Double Bogey):パーより2打多い
「ダブルボギー」は、パーより2打多いスコア。パー3のホールを5打で終えたら「ダブルボギー」です。リーダーボードでは「+2」と表示されます。
プロのトーナメントでダブルボギーを叩くと、順位を大きく落とすことになりかねない痛恨のミスとなります。特に最終日の終盤では、ダブルボギー1つで優勝を逃すこともあるのです。
さらに打数が増えると:
- トリプルボギー: パーより3打多い(+3)
- それ以上: 単純に打数で表現(例:「トリ」=トリプルボギー)
5. バーディ、イーグルの上を行く!アルバトロスとコンドル
「アルバトロス」は、パーより3打少ないスコア。
パー5のホールを2打で上がった場合などが該当します。
非常に珍しいスコアで、「ダブルイーグル」とも呼ばれます。リーダーボードでは「-3」と表示されます。
アルバトロスの和名は「アホウドリ」。長い翼を広げて何百キロも滑空できることや、滅多に見られない希少性から名付けられました。実際、ホールインワンよりも達成確率が低いとされる伝説的なスコアです。
アルバトロスの稀少性:
- 日本男子ツアーで1986年以降の達成者は約40名程度
- 日本女子ツアーではさらに少なく、有村智恵選手が通算2回達成という偉業を成し遂げています
さらに上を行く「コンドル」は、パーより4打少ないスコア。パー5のホールをホールインワンするなど、ほぼ伝説級の出来事です。名前の由来は、イーグル(鷲)、アルバトロス(アホウドリ)よりもさらに大きな鳥、コンドルから来ています。
世界的にも達成例は極めて少なく、公式記録として認められているコンドルは数例しかありません。
6. ホールインワン(Hole in One):1打でカップイン
「ホールインワン」は、ティーショット1打でカップに入れること。
通常はパー3のホールで起こります。パー3でのホールインワンはスコア的には「イーグル」になりますが、特別な出来事なので独立した用語があります。
プロゴルファーでも生涯で数回程度しか経験しない人も多く、ホールインワンが出ると、中継でも大きく取り上げられます。多くのトーナメントでは、ホールインワンを達成した選手に特別賞(高級車など)が贈られることもあります。
ホールインワンの確率:
- アマチュアゴルファー:約12,000分の1
- プロゴルファー:約2,500分の1
日本では、ホールインワンを達成したプレイヤーが記念品を配る「ホールインワン保険」という独特の文化も存在します。
7. パー(Par):基準通りのスコア
最後に「パー」。これは基準打数通りのスコアを指します。パー4のホールを4打で終えれば「パー」です。リーダーボードでは「E」(イーブン=Even)や「±0」と表示されることが多いです。
アマチュアにとっては立派なスコアですが、プロの世界では「パーではトーナメントには勝てない」と言われるほど。バーディ以上のスコアを積み重ねることが求められます。
プロとアマチュアの目標の違い:
- プロ: バーディ平均で優勝争い
- 上級アマチュア: パー目標(全ホールパーで72打=シングルプレイヤー)
- 中級者: ボギーペース目標(90打=100切り達成)
- 初心者: ダブルボギーペース(108打=110切り)
リーダーボードの見方:数字の裏に隠された物語

テレビ中継やゴルフ場で目にする「リーダーボード」。これは単なる順位表ではなく、試合の流れやドラマを読み解くための重要な情報源なのです。
スコア表示の基本:「-5」や「+2」の意味
リーダーボードに表示される「-5」や「+2」といった数字。
これらは「パーに対して何打離れているか」を示しています。
- 「-5」 はパーより5打少ない(アンダーパー)
- 「+2」 はパーより2打多い(オーバーパー)
例えば、パー72のコースで合計67打だった場合、「-5」と表示されます。
トーナメント全体のスコアを表す場合は、複数ラウンドの合計になります。
例えば4日間のトーナメントの3日目終了時点で「-12」なら、3日間でパーより合計12打少ないということです。
「F」「10」「18」の意味:プレー状況を示す記号
選手名の横に表示される「F」「10」「18」などの表示。
これらはプレーの進行状況を示しています。
- 「F」: 「Finished」の略で、その日のラウンドが終了
- 「10」: 現在10番ホールをプレー中
- 「18」: 18番ホール(最終ホール)をプレー中
この情報は非常に重要で、例えば首位の選手がすでに「F」なのに対し、2位の選手がまだ「16」(16番ホールプレー中)であれば、逆転の可能性がまだあるということです。
注目すべきポイント:
- 残りホール数と順位差の関係
- パー5が残っているか(イーグルやバーディのチャンス)
- 難関ホールが残っているか(スコアを落とすリスク)
トーナメント中のリーダーボード変化:ドラマを読み解く
リーダーボードの変化は、ゴルフトーナメントのドラマそのものです。例えば:
- 上位陣のスコアが停滞している → コンディションが難しい可能性
- 多くの選手がスコアを伸ばしている → バーディ合戦の展開
- 首位と2位の差が開いている → 首位の選手が独走状態
- 上位に多くの選手が密集している → 接戦で目が離せない展開
特に最終日の後半(バックナイン)では、リーダーボードの変化に一喜一憂するのがゴルフ観戦の醍醐味です。
知っておくと観戦が10倍楽しくなる!リーダーボードの活用法
ここからは、リーダーボードを活用してゴルフ観戦をより楽しむためのテクニックをご紹介します。
残りホール数から読み解く勝負の行方
リーダーボードには各選手の残りホール数も表示されています。
この情報から試合の行方を予測できます。
例えば、首位の選手が「-10」で残り3ホール、2位の選手が「-8」で残り6ホールの場合。一見すると首位が有利に思えますが、2位の選手には逆転のチャンスが残されています。残り6ホールあれば、バーディを3つ取って「-11」になる可能性もあるからです。
特に、残りホールにパー5(バーディやイーグルが出やすい)が含まれているかどうかも重要なポイントです。
「Moving Day」の重要性を理解する
4日間のトーナメントでは、3日目を「Moving Day(ムービングデー)」と呼びます。この日のプレー結果で最終日のスタート位置が決まるため、選手たちは積極的にスコアを伸ばそうとします。
リーダーボードの大きな変動が見られるのもこの日の特徴。「あの選手が急に順位を上げてきた!」「首位が入れ替わった!」といった展開に注目してみましょう。
各ラウンドの特徴:
- 初日: 様子見のプレーも多く、比較的安全策
- 2日目: カットライン(予選通過ライン)を意識したプレー
- 3日目(Moving Day): 攻めのゴルフで順位を上げる日
- 最終日: 首位グループは守りと攻めのバランス、追う選手は積極的に
コースの難易度を読み取る
リーダーボード全体のスコア傾向からは、その日のコース状況が読み取れます。
例えば、ほとんどの選手がオーバーパー(プラススコア)なら、風が強かったり、ピンポジション(カップの位置)が難しかったりする可能性があります。逆に、多くの選手がアンダーパー(マイナススコア)なら、コンディションが良好で好スコアが出やすい状況と言えます。
解説者が「今日はスコアが伸びていませんね」と言ったら、リーダーボード全体を見渡してみましょう。確かにプラススコアが多いな、と気づけるはずです。
「カットライン」の攻防を楽しむ
多くのトーナメントでは、2日目終了時点で上位65位タイ(大会によって異なる)までの選手だけが残りの2日間のプレーに進めます。これを**「カットを切る」**と言います。
2日目の終盤、カットラインぎりぎりの選手たちの攻防は、優勝争いとはまた違った緊張感があります。「あと1バーディでカットイン!」「ボギーを打ったらカットアウト…」という展開は、もう一つの見どころです。
カットラインの見方:
- 通常、2日目終了時点での上位成績者が3日目以降もプレー
- カットラインは変動制で、全体のスコア状況により決まる
- 「Made the cut(カットを通過)」と「Missed the cut(カット落ち)」の違いは大きい
デジタル時代のスコア管理と観戦の進化
ゴルフ観戦は、テクノロジーの進化とともに大きく変わってきています。
従来のテレビ中継だけでなく、さまざまなデジタルツールを活用することで、より深くゴルフを楽しめるようになっています。
スマートフォンアプリでリアルタイム観戦
現代のゴルフ観戦では、公式アプリを使ってリアルタイムでスコアやショット軌跡を確認できます。
主要なツアーでは以下のような機能が提供されています:
主な機能:
- 各選手のホールバイホール詳細スコア
- ショットごとの距離と軌跡表示
- ライブ動画配信(一部大会)
- プッシュ通知でビッグモーメントをお知らせ
- 3Dコースビューでホールレイアウトを確認
これにより、テレビで放送されていない選手の動向も把握でき、より多角的に試合を楽しめます。
統計データの活用
最近のゴルフ中継では、ShotLinkなどの詳細な統計データが活用されています。これにより、以下のような情報が可視化されます:
- フェアウェイキープ率
- パーオン率(規定打数通りにグリーンに乗せる確率)
- 平均パット数
- 各距離からのリカバリー率
これらのデータを理解することで、「なぜこの選手は安定しているのか」「どこに強みがあるのか」といった分析的な観戦も可能になります。
トラックマンなど弾道測定技術
プロの試合では、各ショットの詳細なデータが測定されています:
- ボールスピード: 打球の初速
- 打ち出し角度: ボールが打ち出される角度
- スピン量: ボールの回転数
- キャリー距離: 空中を飛んだ距離
これらの情報は、プロのプレーをより深く理解する助けとなります。
ゴルフ観戦がもっと楽しくなる!リーダーボードの実践的な見方

ここまでスコア用語とリーダーボードの基本を解説してきましたが、実際のトーナメント観戦ではどのように活用すればよいのでしょうか?
注目選手をマークしておく
まずは、応援している選手や注目の選手を何人かピックアップしておきましょう。
リーダーボードで彼らの位置を確認しながら観戦すると、中継で映っていない時間帯の動向も把握できます。
「あれ?さっきまで5位だった選手が2位に上がっている!何かあったのかな?」といった発見があると、中継がより面白くなります。
おすすめの注目選手の選び方:
- 日本人選手(応援に熱が入る)
- 若手の注目株(将来のスター候補)
- ベテラン選手(経験に基づく安定したプレー)
- 前年優勝者(ディフェンディングチャンピオン)
スコアカードと連動させて見る
多くのゴルフ中継では、選手のスコアカード(各ホールのスコア一覧)も表示されます。
リーダーボードのスコアと合わせて見ることで、「どのホールでバーディを取ったのか」「どこでスコアを崩したのか」が分かります。
例えば「首位の選手が最後の3ホールで3連続バーディ!」といった情報は、試合の流れを理解する上で非常に重要です。
「通過順位」と「最終順位」の違いを理解する
リーダーボードには「通過順位」と呼ばれる、その時点での暫定的な順位が表示されています。
しかし、これはあくまで「現時点」の順位であり、プレー途中の選手がまだたくさんいる場合は、最終的な順位とは大きく異なることがあります。
特に最終日の序盤では、早くラウンドを終えた選手が一時的に上位に表示されることがありますが、後からスタートする上位陣のプレー結果によって最終順位は大きく変動します。
「今日はトップと10打差の最下位からスタートしたのに、最終的に5位に食い込んだ!」といったドラマも、リーダーボードを追いかけることで見えてきます。
気象条件とスコアの関係を読む
ゴルフは屋外スポーツなので、天候に大きく左右されます。
リーダーボードを見る際は、気象条件も考慮しましょう:
風の影響:
- 強風時:スコアが伸びにくく、パープレー前後が好スコアに
- 無風時:バーディラッシュの可能性
雨の影響:
- 小雨:グリーンが柔らかくなりピンを狙いやすい
- 豪雨:プレー中断の可能性、スコアが伸びにくい
気温の影響:
- 暑い日:ボールが飛びやすく、飛距離が伸びる
- 寒い日:ボールが飛びにくく、体が硬くなる
午前と午後のスタート組で天候が大きく変わった場合、スコアにも大きな差が出ることがあります。このような「運・不運」もゴルフの醍醐味の一つです。
Q&A:ゴルフスコアに関するよくある質問
Q1:バーディとイーグル、どちらが難しいですか?
A: イーグルの方が圧倒的に難しいです。
バーディはプロであれば1ラウンドで複数回取ることも珍しくありませんが、イーグルは運と実力が両方揃わないと達成できません。特にパー4でのイーグル(2打でホールアウト)は、ホールインワンに次ぐ稀少性があります。
統計的には、プロでもバーディの確率は約25-30%程度のホールがありますが、イーグルの確率は全ホール平均で1-2%程度と言われています。
Q2:「オールボギー」でラウンドすると、スコアはいくつになりますか?
A: パー72のコースで全ホールをボギー(パーより1打多い)で回ると、72 + 18 = 90打になります。
これは俗に「90台」と呼ばれ、初心者が最初に目指す「100切り」を達成できるスコアです。
実際には、全ホールをボギーで回るのは初心者には難しいですが、いくつかのパーとダブルボギーを混ぜながら平均ボギーペースを維持できれば、90台前半でラウンドできます。
Q3:プロはなぜあんなにバーディが取れるのですか?
A: プロゴルファーがバーディを量産できる理由はいくつかあります:
- 高いパーオン率: プロは70-80%の確率でグリーンにパー通りに乗せられます
- 正確なアイアンショット: ピンから3-5メートル以内に寄せる技術
- 高いパット成功率: 3メートル以内のパットは80%以上の確率で入れる
- コース戦略: 危険を避けながらバーディチャンスを作る
さらに、プロは毎日何時間も練習し、フィジカルトレーニングも行っています。この積み重ねが、アマチュアとの大きな差を生んでいます。
Q4:ゴルフ観戦で一番盛り上がるのはどのタイミングですか?
A: 最も盛り上がるのは最終日の最終組、特に最後の3ホール(16-18番)です。
この時間帯は:
- 優勝争いが最も熾烈になる
- 1打のミスが命取りになる緊張感
- ドラマチックな逆転劇が起こる可能性
特に18番ホール最終パットは、優勝がかかっている場合、会場全体が息を呑む瞬間です。また、「Moving Day」である3日目も、順位が大きく動くため見応えがあります。
Q5:スコア用語で「鳥」が多いのはなぜですか?
A: 最初に「バーディ(小鳥)」という用語が生まれた後、それより良いスコアにより大きな鳥の名前を付けていったのが由来です:
- バーディ(Birdie):小鳥 → パーより1打少ない
- イーグル(Eagle):鷲 → パーより2打少ない(小鳥より大きい)
- アルバトロス(Albatross):アホウドリ → パーより3打少ない(さらに大きい)
- コンドル(Condor):コンドル → パーより4打少ない(最も大きい)
ただし、ボギーは「Bogey Man(お化け)」が語源なので、鳥ではありません。これは鳥のシリーズができる前から使われていた古い用語だからです。
Q6:リーダーボードで赤と黒の数字が使われるのはなぜ?
A: 多くのリーダーボードでは:
- 赤い数字: アンダーパー(マイナススコア)を示す
- 黒い数字: オーバーパー(プラススコア)またはイーブンパー
この色分けにより、一目でそのスコアが良いのか悪いのかが分かります。「赤字=良いスコア」という視覚的な分かりやすさが、観戦者にとって便利なシステムです。
テレビ中継では、さらに選手の調子を示すために、直近のホールでバーディを取った場合に緑色の矢印、ボギーの場合に赤色の矢印を表示するなど、よりリッチな情報提供がされています。
Q7:アマチュアゴルファーの平均スコアはどのくらいですか?
A: 日本のアマチュアゴルファーの平均スコアは、一般的に以下のようです:
- 男性アマチュア平均: 約100-110
- 女性アマチュア平均: 約110-120
- 競技ゴルファー(上級者): 70台-80台前半
年齢や経験年数によっても大きく異なりますが、多くのアマチュアゴルファーは「100切り(90台のスコアで回る)」を最初の大きな目標としています。その後、「90切り」「80切り」と目標を更新していくのが一般的です。
ちなみに、プロツアーのカット(予選通過)ラインは、多くの場合イーブンパーから-2、-3あたりなので、プロとアマチュアの差は非常に大きいことが分かります。
これからのゴルフ観戦:AIと統計が変える未来
ゴルフ観戦の世界は、今後さらに進化していくことが予想されます。
すでに一部で導入が始まっている技術や、近い将来実現しそうな観戦体験をご紹介します。
AI解説とリアルタイム予測
人工知能(AI)を活用した解説システムが開発されており、今後のゴルフ中継では以下のような機能が期待されています:
期待される機能:
- 勝率予測: 残りホール数と現在のスコア差から、各選手の優勝確率をリアルタイム表示
- 最適戦略提案: 各ホールでどのようなプレーが最も成功率が高いかをAIが分析
- 過去データとの比較: 同じ状況での過去の成功例・失敗例を即座に提示
バーチャルリアリティ(VR)観戦
VR技術の進化により、自宅にいながら実際にコースにいるような臨場感で観戦できる時代が来るかもしれません:
- コース上の任意の位置から観戦可能
- 好きな選手を常に追跡
- 360度自由な視点で試合を楽しめる
カスタマイズ可能な情報表示
視聴者が自分の見たい情報を選択できる、パーソナライズされた観戦体験:
- 表示する統計情報を自分で選択
- 特定の選手だけを追跡するモード
- 初心者向け/上級者向けの解説切り替え
これらの技術は既に一部で実験的に導入されており、今後数年のうちに一般的になる可能性があります。
まとめ:リーダーボードを制する者がゴルフ観戦を制す!
ゴルフのスコア用語とリーダーボードの見方を理解することで、ゴルフ観戦はより深く、より楽しいものになります。
バーディ、イーグル、ボギーといった基本用語から、リーダーボードの読み方まで、この記事で解説した7つの用語を覚えておけば、次のゴルフ中継があなたにとって格段に面白いものになるはずです。
解説者が「ここでバーディを決めれば、単独首位に立ちます!」と言ったとき、リーダーボードを見て「確かに!今-10で並んでるから、バーディ決めれば-11で単独トップだ!」と理解できる喜びは格別です。
ゴルフ観戦の醍醐味は、18ホール、4日間にわたる長いドラマの中で、選手たちの喜怒哀楽を共有すること。リーダーボードはそのドラマを数字で表現する「脚本」のようなものです。
次回のゴルフ中継では、ぜひリーダーボードを片手に、選手たちの熱いバトルを楽しんでください!
重要なポイントのおさらい:
- パー=基準打数 これがすべての基準
- バーディ=-1 小鳥のように素晴らしいプレー
- イーグル=-2 鷲のように力強いプレー
- ボギー=+1 アマチュアには十分なスコア
- リーダーボードの「-5」「+2」 パーからの差を示す
- 「F」「10」などの表示 プレーの進行状況
- Moving Day(3日目) 順位が大きく動く重要な日
ゴルフは一打一打に物語があり、18ホールにはドラマがあります。スコアの意味を理解することで、そのドラマをより深く味わうことができます。
今後、デジタル技術の進化によって、ゴルフ観戦はさらに進化していくでしょう。しかし、その根底にあるのは、今回解説したような基本的なスコアシステムとリーダーボードの読み方です。この基礎知識があれば、どんな新しい観戦方法が登場しても、すぐに対応できるはずです。
より詳しいゴルフ観戦のコツや、実際のプレーに役立つ情報については、関連記事もぜひご覧ください。あなたのゴルフライフがより充実したものになりますように!
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