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プロも認めるトルクレスパターの衝撃
パッティングで最も重要な要素は何か。
フェース向きだ。最新の研究によれば、打ち出し方向の83%はインパクト時のフェース向きで決まる。つまり、どれだけ美しいストロークをしても、フェース向きが狂えば全てが台無しになる。この事実に真正面から向き合ったのが、L.A.B. GOLF(ラブ・ゴルフ)のトルクレスパターだ。PGAツアーやLPGAツアーで使用者が急増し、2025年シーズンには米LPGAツアーで既に3勝を挙げる選手が使用している。国内男女ツアーでも使用選手が見られるようになり、アダム・スコットやリッキー・ファウラーといった著名プロが愛用することで、その実力は証明されつつある。

本記事では、プロゴルファーの評価とともに、DF3とOZ.1という2つの主力モデルの違い、そしてショートパット成功率が劇的に向上する理由を詳しく解説する。パッティングに悩むゴルファーにとって、この情報は新たな扉を開くきっかけになるはずだ。
ライ角バランステクノロジーとは何か
L.A.B. GOLFの名称は「Lie Angle Balance(ライ角バランス)」の略だ。これは特許取得済みの技術であり、トルクレスパターの元祖として業界に革命をもたらした。
トルクがゼロという意味
一般的なパターは、フェース端のネックにシャフトが装着されている。このため重心位置にズレが生じ、ストローク中にヘッドが回転しようとする力、つまり「トルク」が発生する。野球のバットやテニスのラケットのように、持ち手の延長線上に重心があれば、この問題は起きない。L.A.B. GOLFはセンターシャフト設計を採用し、ソールに埋め込まれた重さの異なるウェイトを計算された位置に配置することで、ストローク中のヘッドの回転やねじれを完全に排除している。

プロゴルファー中村修は試打レポートで次のように語っている。「フェースが開閉をトルクを感じることはなく、一般的なセンターシャフトやフェースバランスのパターとも異なるフィーリング。アドレスでセットしたフェース向きをキープしたままストロークできる感覚が強く、インパクトでターゲットに打ち出すためにフェース向きを気にする意識は薄れそうです」。この証言は、トルクレス設計がもたらす実際の効果を端的に示している。
オンセット設計の秘密
もう一つの特徴がオンセット設計だ。
一般的なオフセットのパターでは、構えただけでハンドファーストの状態になる。しかし、トルクレスパターでは重心位置をパターヘッドのセンターに配置する必要があるため、シャフトよりもフェースが前にある「オンセット」になっている。ハンドファーストでインパクトできるよう、グリップに対してシャフトは斜めに装着され、ロフトが立ち過ぎることを考慮して6度に設定されている。この設計により、自然なアッパーブローでインパクトでき、ボールが順回転で美しく転がる。
DF3の実力を徹底解剖
DF3は、DF2.1の後継モデルとして登場した。
見た目と性能の両立
DF2.1は奇抜なハート型のような形状で、多くのゴルファーから「もう少しマトモな見た目にできないか」という声が寄せられていた。その答えがDF3だ。ヘッドをより小さく、よりスマートにするために、DF2.1のヘッドに鑿(ノミ)を入れたような設計となっている。しかし、性能面ではDF2.1と基本的に同じ。「フルオートマチック」なパターとして、テイクバックからインパクト、フォロースルーまでヘッドがターゲット方向にスクエアな面を保ちながら理想的な軌道で動く。

ミスヒットに強い設計
DF3の最大の特徴は、ミスヒットが事実上問題にならない点だ。ヒールやトゥで打っても、芯で打った時とほぼ同じように転がる。実際に使用したゴルファーからは「こんな簡単なパターは、今までないです」「L.A.B.のパターは、とても理にかなっていて、ゴルフを簡単にしてくれました」という声が寄せられている。
ヘッドは6061鍛造アルミニウムの削り出しで製造されており、個体差が出ないよう精密に作られている。ソールには大量のタングステンウェイトビスが埋め込まれ、購入時には「手作業によって完璧なバランスを取るために計算して作ってるからウェイトを外したりしないで!」的なことが書かれたシールが貼られているという。この繊細なバランス調整が、ゼロトルクという謎のテクノロジーを支えている。
打感と転がり
フェースには細かなスコアラインが入っており、ノンインサートのため打感はしっかり目だ。打音も大きめで、距離感を掴みやすいという評価が多い。ヘッド後方の空洞は円形になっており、ちょうどボールをピックアップできるサイズ。この穴は「Gimme Getter(ギミー・ゲッター)」と呼ばれ、「OKちょうだい」という意味が込められている。
OZ.1とOZ.1iの違いを理解する
OZ.1シリーズは、アダム・スコット監修により生まれた新モデルだ。
OZ.1iの特徴
OZ.1iは、マレット形状のアルミボディにステンレスのインサートを装着したモデルだ。しっかり目の打感と速めの初速を実現し、直進性の高い転がりが特徴となっている。プロゴルファー中村修は「しっかりの打感と速めのボール初速で直進性の高い転がりが感じられました。見た目のフォルムも含めて最も違和感のないモデルではないでしょうか」と評価している。

OZ.1の特徴
一方、OZ.1は6061アルミ一体型で、DF3と似た柔らかい打感を持つ。どちらもライ角バランスでミスに強く、フェースの向きに対して垂直に球が出る点は共通している。選択の基準は、打感の好みと初速の違いだ。しっかりとした打感と速めの初速を求めるならOZ.1i、柔らかい打感を好むならOZ.1が適している。
アダム・スコットの影響
アダム・スコットが監修したことで、OZ.1シリーズはギアに敏感なゴルファーの間で高い認知度を獲得している。彼の使用するパターとして知られることで、プロレベルでの信頼性が証明されている形だ。
使用プロが語る実戦での効果
理論だけでなく、実戦での効果が重要だ。
都玲華選手の証言
国内女子ツアーで使用する都玲華選手は、MEZZ.1を実戦投入している。彼女は次のように語る。「どこに上げるとどうやってストロークするとか考えすぎて上手くストロークできなくなっていました。石井忍コーチにこのパターを勧められて試してみたら、考えなくても同じようにストロークできてラインやタッチに集中できるようになりました」。
この証言は、L.A.B. GOLFのパターがもたらす本質的な価値を示している。ストロークの技術的な問題から解放されることで、パッティングの三大要素であるライン読み、距離感、打ち出し方向に集中できるようになるのだ。
プロゴルファー中村修の評価
中村修プロは、3モデルをコースで試打した結果、次のように総括している。「都玲華選手の話した通りストロークに問題を抱え、ヘッドや手元の動きばかりに意識が向いてしまうとライン読み、距離感、打ち出し方向といったパットに重要な三大要素を忘れがちになってしまいます。新車効果だけでなくストロークを気にすることなく打てるようになれば、カップインの確立を上げ3パットを減らすことにつながるはず。試してみる価値はありそうです」。

ルーカス・グローバーの2週連続優勝
PGAツアーでは、ルーカス・グローバーがL.A.B. GOLFのパターを使用して2週連続優勝を果たした。長年優勝から遠ざかっていた選手を復活させたこの事実は、ライ角バランステクノロジーがパッティングにおける革命であることを証明している。
カスタムオーダーの魅力と選択肢
L.A.B. GOLFのパターは、カスタムオーダーが基本だ。
オンライン・フィッティングの流れ
ライ角の測定はオンライン・フィッティングで行われる。適切なライ角が判明したら、ヘッドの色、シャフトの種類、長さ、ライ角、グリップ、アライメント・マークなど、全て要望通りに組み立てられる。この徹底したカスタマイズ性が、L.A.B. GOLFの大きな魅力だ。
即納モデルの存在
カスタムオーダーは注文から約4ヶ月かかるため、日本ではスペックを絞った即納モデルも用意されている。現時点での即納モデルのスペックは、ライ角69度、長さ34インチと35インチ。最もご注文の多いスペックは69度/34インチで、標準的なスタイルでパットするゴルファーにほとんど常に有効だという。
価格とコストパフォーマンス
DF3の価格は110,000円(税込)だ。決して安くはないが、使用者からは「この金額を払う価値がある」という声が多い。パッティングはスコアを作る上で最も重要な要素であり、1ラウンドで数打縮まる可能性を考えれば、投資対効果は高いと言える。
MEZZ.1とDF2.1の位置づけ
DF3とOZ.1以外にも、L.A.B. GOLFには魅力的なモデルが存在する。
MEZZ.1の特徴
MEZZ.1は、ツノ型のヘッド形状で適度な慣性モーメントを持ち、距離感が出しやすいモデルだ。都玲華選手が実戦投入しているのがこのモデルで、ソールのウェート、センターシャフトで重心位置をコントロールしている。MEZZ.1とMEZZ.1 MAXは、1.5度/3度どちらのプレス・グリップも装着でき、多様なカスタムオプションが用意されている。
DF2.1の独特な形状
DF2.1は、L.A.B. GOLFの原点となるモデルだ。ヘッドサイズが大きく、大きな慣性モーメントを持つためミスヒットに強く、安定したストロークを提供する。形状は「世界で一番見た目が悪く、世界で一番結果のよいパター」と評されるほど独特だが、この形が安定性をもたらしている。
LINK.1のブレード型
LINK.1は、ブレードタイプの伝統に敬意を表しつつ、ライ角バランス技術を採用したモデルだ。一般的なブレードタイプのパターのように、ゴルファーがフェースの向きを保つための余計な操作が必要ない。LINK.1パターそのものがスクエアを維持しているため、インパクト時のパターフェースが常に打ち出し方向を向いている状態を実現する。
トルクレスパター市場の動向
L.A.B. GOLFの成功を受けて、業界全体が動き始めている。
他メーカーの参入
オデッセイやベティナルディなど、大手メーカーもトルクレスパターのモデルをラインナップに加えるようになってきた。これは、トルクレス設計の有効性が業界全体で認められた証だ。しかし、L.A.B. GOLFはトルクレスパターの元祖として、特許技術と長年の製造ノウハウで独自の地位を確立している。
プロツアーでの普及
PGAツアー、LPGAツアー、欧州ツアー、LIV GOLFと、世界中のプロツアーで使用者が増加している。2025年シーズンには米LPGAツアーで既に3勝を挙げる選手が使用しており、その実績は数字として表れている。国内男女ツアーでも使用選手が見られるようになり、今後さらに普及が進むと予想される。
アマチュアゴルファーへの浸透
プロだけでなく、アマチュアゴルファーの間でも認知度が高まっている。特に、パッティングに悩むゴルファーにとって、ストロークの技術的な問題から解放されるという価値は大きい。1.5メートルのショートパットを毎回必ず決めるような上級者にとっても、平均パット数を減らすのに役立つという評価が定着しつつある。
DF3とOZ.1の選び方ガイド
どちらを選ぶべきか。
打感の好みで選ぶ
DF3は柔らかい打感、OZ.1iはしっかり目の打感だ。打感の好みは個人差が大きいため、可能であれば試打して確認することをおすすめする。打音も異なるため、自分の距離感を掴みやすい方を選ぶと良い。
見た目の好みで選ぶ
DF3はDF2.1よりもスマートになったが、それでも独特な形状だ。一方、OZ.1シリーズはマレット形状で、見た目のフォルムも含めて最も違和感のないモデルとされている。アドレス時の構えやすさや、視覚的な安心感も重要な要素だ。
初速と転がりで選ぶ
OZ.1iは速めの初速で直進性の高い転がりが特徴だ。グリーンの速さや自分のストロークスピードに合わせて選択すると良い。DF3はDF2.1と同じ性能を持ち、フルオートマチックなパターとして理想的な軌道で動く。
カスタマイズの自由度
どちらのモデルもカスタムオーダーが可能で、ヘッドの色、シャフトの種類、長さ、ライ角、グリップ、アライメント・マークなど、要望通りに組み立てられる。自分のストロークスタイルや好みに合わせて、細部まで調整できる点は大きな魅力だ。
ショートパット成功率が向上する理由
なぜL.A.B. GOLFのパターは、ショートパット成功率を劇的に向上させるのか。
フェース向きの安定性
打ち出し方向の83%はインパクト時のフェース向きで決まる。L.A.B. GOLFのパターは、ストローク中ずっとフェースがスクエアな状態を保つため、狙ったラインを外す確率が大幅に下がる。特にプレッシャーのかかる場面での効果は絶大だ。
ミスヒットの影響が少ない
ヒールやトゥで打っても、芯で打った時とほぼ同じように転がる。この特性により、ストロークの精度が多少落ちても、結果に大きな影響が出ない。ストロークで明らかなミスをしたという事が激減するという使用者の声は、この効果を裏付けている。
メンタル面での安心感
「考えなくても同じようにストロークできる」という都玲華選手の証言は、メンタル面での効果を示している。ストロークの技術的な問題から解放されることで、ライン読みやタッチに集中できるようになり、結果的にカップイン率が向上する。新車効果だけでなく、本質的な改善が期待できる。
まとめ:L.A.B. GOLFが切り開く新時代
L.A.B. GOLFのトルクレスパターは、パッティングにおける革命だ。
ライ角バランステクノロジーという特許技術により、ストローク中のトルクをゼロにし、フェースの開閉を完全に排除する。DF3は見た目と性能を両立し、OZ.1シリーズはアダム・スコット監修により洗練されたデザインを実現した。プロツアーでの実績は数字として表れており、2025年シーズンには米LPGAツアーで既に3勝を挙げる選手が使用している。
都玲華選手やプロゴルファー中村修の証言は、実戦での効果を裏付けている。ストロークの技術的な問題から解放されることで、パッティングの三大要素に集中でき、ショートパット成功率が劇的に向上する。価格は110,000円と決して安くはないが、パッティングがスコアを作る上で最も重要な要素であることを考えれば、投資対効果は高い。
オデッセイやベティナルディなど他メーカーもトルクレスパターのモデルをラインナップに加える中で、L.A.B. GOLFはトルクレスパターの元祖として独自の地位を確立している。カスタムオーダーが基本で、ヘッドの色、シャフトの種類、長さ、ライ角、グリップ、アライメント・マークなど、全て要望通りに組み立てられる点も大きな魅力だ。
パッティングに悩むゴルファーにとって、L.A.B. GOLFのパターは新たな扉を開くきっかけになる。1.5メートルのショートパットを毎回必ず決めるような上級者にとっても、平均パット数を減らすのに役立つ。試してみる価値は、間違いなくある。
