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L.A.B. Golfパターのグリップ交換、自分でできる?
パッティングの精度を高めるために、L.A.B. Golfパターを選んだあなた。
ライ角バランス技術によって、ストローク中のフェースの回転を抑え、真っ直ぐな打ち出しを実現するこのパターは、多くのゴルファーから高い評価を得ています。しかし、使い続けるうちにグリップが劣化したり、自分の好みに合わせてカスタマイズしたくなったりすることもあるでしょう。
「L.A.B. Golfパターのグリップ交換って、自分でできるの?」「特殊なPRESS GRIPの交換方法は、普通のパターと違うのでは?」そんな疑問を抱いている方も多いはずです。
この記事では、L.A.B. Golfパターのグリップ交換方法を、初心者でも安心して実践できるように詳しく解説します。必要な工具から、PRESS GRIPの特徴、交換手順、失敗しないコツまで、写真付きで丁寧にご紹介。ライ角バランス技術を最大限に活かすグリップ選びのポイントも含め、あなたのパッティングをさらに進化させるための完全マニュアルです。
今こそ、パター選びを妥協しない。L.A.B. GOLF MEZZ.1 Stock 34インチ。
L.A.B. Golfパター独自のPRESS GRIPとは?
グリップ交換の手順に入る前に、L.A.B. Golfパターの特徴的なグリップについて理解しておきましょう。
L.A.B. Golfパターには、LINK.1を除く多くのモデルに「PRESS GRIP(プレス・グリップ)」が採用されています。これは、グリップ自体にフォワードプレスの構造が組み込まれている革新的なデザインです。

フォワードプレスを自動化する設計
一般的なパターグリップは、シャフトがグリップの中心を通る構造です。
しかし、PRESS GRIPは異なります。モデルに応じて、シャフトを通す穴が中心軸から3度または1.5度、打球方向へ傾いているのです。この設計により、グリップを握った段階で、既にフォワードプレスされた状態が作り出されます。
フォワードプレスとは、ストロークの始動時に打球方向へパターを傾ける動作のこと。トッププロの多くが採用するこの動作には、スムーズなテイクバックの始動、適正なロフ角度でのインパクト、インパクトの再現性向上、フォロースルーの出しやすさといった目的があります。
トッププロであれば卓越した正確性で毎回同じように傾けることができますが、一般のゴルファーにとっては、傾ける量やタイミング、傾けた際のフェースの開きなどが不安定要素になりがちです。PRESS GRIPは、この問題を根本から解決します。
ライ角バランス技術との完璧な融合
L.A.B. Golfパターは、シャフトの延長線上にヘッドの重心が来るように設計されています。
ヘッドの奥行きが長くなると、重心は基本的に深い位置に配置されます。重心深度が深ければ深いほど、フェースとシャフトの取り付け位置は離れていくのです。重心深度の深いモデルに一般的なグリップを使用すると、ハンドレイトなアドレスになってしまい、ロフト角がかなり寝た状態でアドレスすることになります。
そこで、適正なロフト角でアドレスできるように、各モデルのヘッドの重心深度に応じた角度が設定された専用のグリップが装着されているわけです。適正なロフト角でのアドレスとフォワードプレスを自動的に実現するこのPRESS GRIPには、パッティングの正確さを引き出す機能が備わっています。
グリップ交換に必要な工具と材料
L.A.B. Golfパターのグリップ交換を自分で行うには、いくつかの工具と材料が必要です。
準備を整えることで、作業がスムーズに進み、失敗のリスクも減らせます。
必須アイテム
- 新しいグリップ – L.A.B. Golf純正のPRESS GRIPまたは互換性のあるグリップ
- グリップ交換溶剤 – グリップを滑らせて装着するための液体
- グリップカッター – 古いグリップを切り取るための専用カッター
- 両面テープ – グリップ交換専用の両面テープ
- ハサミ – 両面テープをカットするため
- ティー – グリップエンドの穴を塞ぐため
- タオル – 溶剤を拭き取るため
- 新聞紙 – 作業スペースを保護するため

作業環境の準備
グリップ交換溶剤は可燃性です。
タバコやストーブなどの炎や火気の近く、極端に高温になる場所では絶対に作業を行わないでください。また、溶剤がこぼれると床や周辺家具などの塗装を剥がしたり、変質・変色させたりすることがあります。必ず新聞紙などを敷いてから作業を行い、窓やドアなどを開けて十分に換気ができている状態で作業してください。
安全第一で、落ち着いて作業できる環境を整えましょう。
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グリップ交換の手順【ステップバイステップ】
それでは、実際のグリップ交換手順を詳しく見ていきましょう。
各ステップを丁寧に進めることで、初心者でもプロ並みの仕上がりを実現できます。
STEP1:古いグリップを剥がす
左手でシャフトをしっかりと持ち、グリップカッターを使って古いグリップを剥がしていきます。
グリップの端(指口側)に切れ目を入れ、グリップカッターの刃が自分の方を向かないように刃を入れる向きに注意してください。グリップエンドの方へ切れ目を入れていきます。ヘッド側からバット側に向けて切り込みを入れることが重要です。
古いグリップを剥がし終わったら、次に古い両面テープを完全に剥がしてください。シャフトに古いテープが残っていると、新しいグリップが装着しにくくなりますので注意が必要です。
剥がしにくい場合は、ドライヤーの熱で古いグリップ交換テープを暖める方法があります。ただし、一箇所に集中して熱をあてると火傷する可能性がありますので注意してください。また、グリップ交換液を古い両面テープに少量スプレーして拭き取る方法も効果的です。
STEP2:シャフトに両面テープを巻く
シャフトに貼られている古いグリップ交換テープをキレイに取り除いたら、新しい両面テープを巻いていきます。
テープを巻く前に、装着するグリップの長さとテープを貼る箇所のサイズを合わせておくと、テープが下からはみ出さず、仕上がりを美しくすることができます。両面テープを貼る位置は、グリップよりも1cmほど短い位置まで貼ってください。

交換テープの巻き方は2通りあります。
らせん巻き:交換テープの端を斜めにカットし、テープが重ならないように、らせん状に巻いてください。最後に約3cm程度残して剥離紙をはがし、残した部分でシャフトのエンドの穴をふさいでください。
縦巻き:グリップの長さより短い位置から巻いて、シャフトのエンドの穴にフタをするように折り返してテープを縦巻きしてください。この時、装着するグリップの長さとテープを貼る部分のサイズを合わせておくと、仕上がりを一定にすることができます。
シワにならないように丁寧にしっかりと貼り付け、両面テープの剥離紙を剥がしていきます。剥離紙を剥がした後、エンドの部分の両面テープ角を内側に織り込んでグリップが挿入しやすくします。また、エンド部分をしっかりと閉じることで、水や砂がシャフトの中に入らないようにします。
STEP3:グリップ交換液をスプレーする
新しいグリップを準備し、グリップエンドの穴にティーを刺し、穴を塞ぎます。
溶剤を新しいグリップの中に吹き入れます。たっぷりと吹き入れたらグリップを回し、隅々まで行き渡るようにしてください。グリップ本体の内側に交換液をたっぷりスプレーして、シャフト挿入口を指の腹で押さえながら、交換液がグリップ内部にまんべんなく行きわたるように軽く振ってください。
併せて、シャフトに巻いた交換テープにもたっぷりと溶剤をふりかけます。両面テープがしっかりと湿るようにふりかけてください。
STEP4:グリップを挿入する
溶剤が乾かないうちに、グリップをシャフトに挿します。
グリップを挿し込む前に、ロゴの位置が正面にくるように注意してください。特にPRESS GRIPの場合、グリップの向きが重要です。グリップエンドに差し込んであるティーを抜き、グリップの中にシャフトを素早く一気に差し込んでください。
壁を使って挿すとスムーズに行なえます。ヘッド部分を壁に押し当て固定し、グリップの先が入ったら、エンドに挿しているティーを抜き、グリップを挿し込んでください。だいたい入ったらエンド部分を叩き、しっかりと奥まで入れてください。
グリップ内に溜った交換液が衣類などにかからないよう注意してください。グリップガイドを使用すると、グリップをスムーズに差し込むことができます。
STEP5:グリップの向きを調整する
グリップの奥までシャフトが入ったら、グリップのセンターマークとフェイス位置関係を確認してください。
グリップがしっかりと入ったら、グリップ全体の向きやロゴの位置を調整してください。特にバックラインについては、まっすぐに入るように調整してください。バックラインが入っているものはラインの位置も確認してください。バックラインがずれると安定したグリップができなくなりますので注意が必要です。
グリップのセンターマークとシャフトが真っ直ぐになる位置関係で調整してください。
STEP6:汚れを拭き取り乾燥させる
グリップに付いた溶剤をタオルでしっかりと拭き取りします。
きれいになったら、日陰の風通しの良いところで、半日〜1日置き乾燥を待ちます。雨の日など湿気の多い時は長めに乾燥させましょう。最後に風通しのいい場所に12時間放置し、完全に定着させてから使用してください。
エラストマー製グリップに使用する場合は、24時間以上を目安に放置し、よく乾燥させてください。グリップがしっかり固着したことを確認してください。
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失敗しないためのコツと注意点
グリップ交換は慣れれば簡単ですが、初めての方が失敗しやすいポイントがいくつかあります。
これらのコツを押さえておけば、より確実に美しい仕上がりを実現できるでしょう。

溶剤の量は「たっぷり」が基本
初心者が最も失敗しやすいのが、溶剤の量が少なすぎることです。
「もったいない」と思って少なめに使うと、グリップがスムーズに入らず、途中で止まってしまうことがあります。溶剤は惜しまずたっぷりと使いましょう。グリップ内部と両面テープの両方にしっかりとスプレーすることで、グリップが滑らかに入り、位置調整もしやすくなります。
作業スピードが重要
溶剤は時間が経つと乾いてしまいます。
溶剤をスプレーしてからグリップを挿入するまでの時間は、できるだけ短くすることが大切です。事前に新しいグリップの向きやロゴの位置を確認しておき、溶剤をスプレーしたら素早く一気に挿入しましょう。もたもたしていると、溶剤が乾いてグリップが途中で止まってしまいます。
PRESS GRIPの向きに特に注意
L.A.B. GolfのPRESS GRIPは、シャフトを通す穴が傾いています。
このため、グリップの向きを間違えると、フォワードプレスの効果が得られないどころか、逆効果になってしまう可能性があります。グリップを挿入する前に、必ずグリップの向きを確認してください。多くのPRESS GRIPには、向きを示すマークやロゴが付いていますので、それを目印にしましょう。
バックラインの調整は慎重に
バックラインが入っているグリップの場合、ラインの位置がずれると安定したグリップができなくなります。
グリップを挿入した後、溶剤が乾く前に必ずバックラインの位置を確認し、シャフトと真っ直ぐになるように調整してください。一度乾燥してしまうと、再調整は困難になります。
乾燥時間を十分に確保する
「早く使いたい」という気持ちはわかりますが、乾燥時間を十分に確保することが重要です。
通常のグリップで12時間、エラストマー製グリップで24時間以上が目安です。湿気の多い日や気温の低い日は、さらに長めに乾燥させましょう。乾燥が不十分な状態で使用すると、ストローク中にグリップが回転してしまう可能性があります。
L.A.B. Golfパターに適したグリップ選び
グリップ交換の技術を習得したら、次は自分に合ったグリップ選びです。
L.A.B. Golfパターのライ角バランス技術を最大限に活かすためには、適切なグリップ選びが欠かせません。
純正PRESS GRIPの種類と特徴
L.A.B. Golfは、各モデルに応じた専用のPRESS GRIPを提供しています。
LINK.1には「Simple Rubber グリップ(No Press グリップ)」が採用されており、最も重心が浅く設計されたこのモデルには、フォワードプレス構造が組み込まれていません。MEZZ.1には「PRES.S II 1.5 Smooth グリップ」が採用されており、1.5度の傾斜角度で幅広いカスタマイズに対応します。DF3には「PRESS PISTOL 2 グリップ」が採用されており、ピストル型のデザインで握りやすさと安定性を両立しています。
これらの純正グリップは、各モデルのヘッド重心深度に最適化されており、ライ角バランス技術の効果を最大限に引き出すように設計されています。

グリップの太さと握り心地
グリップの太さは、パッティングの感覚に大きな影響を与えます。
一般的に、太めのグリップは手首の動きを抑制し、ストロークの安定性を高めます。細めのグリップは、繊細なタッチを出しやすく、距離感のコントロールがしやすいとされています。L.A.B. Golfパターは、ライ角バランス技術によってヘッドの回転が抑えられているため、太めのグリップとの相性が良いと言えるでしょう。
ただし、最終的には個人の好みと感覚が重要です。可能であれば、複数の太さのグリップを試打して、自分に最も合うものを選ぶことをおすすめします。
素材による違い
グリップの素材も重要な選択要素です。
ラバー素材は、グリップ力が高く、雨天時でも滑りにくいという特徴があります。エラストマー素材は、柔らかくて握り心地が良く、振動吸収性に優れています。コード入りラバーは、グリップ力が非常に高く、手汗をかきやすい方に適しています。
L.A.B. Golfの純正PRESS GRIPは、主にラバー系の素材を使用しており、適度なグリップ力と耐久性を両立しています。
カスタムグリップの選択肢
純正PRESS GRIP以外のグリップを使用することも可能です。
ただし、L.A.B. Golfパターの設計思想を理解した上で選択する必要があります。特に、重心深度の深いMEZZ.1やDF3などのモデルでは、フォワードプレス構造が組み込まれていないグリップを使用すると、ハンドレイトなアドレスになってしまう可能性があります。
カスタムグリップを選ぶ際は、専門店やフィッティングサービスを利用して、自分のパターに最適なグリップを見つけることをおすすめします。
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グリップ交換のコストと頻度
グリップ交換にかかるコストと、どのくらいの頻度で交換すべきかについても知っておきましょう。
グリップ交換にかかる費用
グリップ交換のコストは、自分で行うか、ショップに依頼するかで大きく異なります。
自分で交換する場合、グリップ本体の価格は安いもので1本500円、高いもので1本2,000円程度です。L.A.B. Golfの純正PRESS GRIPは、最高価格で7,700円となっています。これに加えて、グリップ交換溶剤や両面テープなどの消耗品が必要ですが、これらは複数回使用できるため、1回あたりのコストは数百円程度です。
ショップに依頼する場合、グリップ代に加えて工賃が1本数百円かかります。一部のショップでは、グリップ交換工賃半額キャンペーンなどを実施していることもあります。
グリップ交換の適切な頻度
グリップの交換頻度は、使用頻度や保管状況によって異なります。
一般的には、週に1〜2回ラウンドするゴルファーで、年に1回程度の交換が推奨されています。ただし、グリップの劣化は使用頻度だけでなく、紫外線や温度変化などの環境要因にも影響されます。グリップ表面がツルツルになってきた、硬くなってきた、ひび割れが見られるといった症状が出たら、交換のタイミングです。
L.A.B. Golfパターの場合、PRESS GRIPの特殊な構造を維持するためにも、定期的な交換が重要です。グリップが劣化すると、フォワードプレスの効果が減少し、パッティングの精度に影響を与える可能性があります。
プロに依頼する場合のポイント
自分でグリップ交換をするのが不安な方や、時間がない方は、プロに依頼するのも良い選択です。
L.A.B. Golf取扱店を選ぶメリット
L.A.B. Golfパターのグリップ交換を依頼する場合、L.A.B. Golf取扱店を選ぶことをおすすめします。
取扱店では、L.A.B. Golfパターの特性やPRESS GRIPの構造を熟知したスタッフが対応してくれます。広島市安佐北区のゴルフ工房「スルーザグリーン」などの取扱店では、LINK.1、MEZZ.1、DF3の3機種の試打クラブを用意しており、グリップ交換だけでなく、フィッティングサービスも提供しています。
長さとライ角のフィッティングは、L.A.B. Golfパターのライ角バランス技術を最大限に活かすために必須です。長さとライ角が合っていないと、パターの機能の多くを発揮できません。取扱店では、これらのフィッティングも含めた総合的なサービスを受けることができます。
フィッティングと同時に行うメリット
グリップ交換のタイミングで、パター全体のフィッティングを見直すのも良いアイデアです。
使用しているうちに、自分のストロークやアドレスが変化していることもあります。グリップ交換と同時に、長さ、ライ角、ヘッド重量などを再確認することで、パッティングのパフォーマンスをさらに向上させることができるでしょう。
L.A.B. Golfパターは、ヘッド重量、ヘッドカラー、サイトライン、シャフト、長さ、ライ角、ヘッドカバーなど、幅広いカスタマイズが可能です。MEZZ.1では、ヘッドカラーが規格のブラック以外に7色、サイトラインは10パターンから選択できます。これらのカスタマイズオプションを活用することで、自分だけのパターに仕上げることができます。
まとめ:グリップ交換でパッティングをさらに進化させよう
L.A.B. Golfパターのグリップ交換は、適切な工具と手順を守れば、初心者でも十分に実践できる作業です。
PRESS GRIPの特徴を理解し、溶剤の量や作業スピード、グリップの向きなどのポイントを押さえることで、プロ並みの仕上がりを実現できます。グリップ交換は、パッティングのパフォーマンスを維持・向上させるための重要なメンテナンスです。定期的な交換を心がけることで、L.A.B. Golfパターのライ角バランス技術を最大限に活かし、安定したパッティングを実現できるでしょう。
自分で交換するのが不安な方は、L.A.B. Golf取扱店でのプロによる交換やフィッティングサービスを利用するのも良い選択です。グリップ交換を通じて、あなたのパッティングをさらに進化させ、スコアアップを目指しましょう。
